明日から秋の大会。で。 | ふじなまさきなまの「俺は強い」

ふじなまさきなまの「俺は強い」

偉そうに「俺は強い」と威張っているように見えるかもしれませんが、弱いから、強くなりたいからこう言ってるのです。「そうなりたい」と願う「アファメーション」です。

半年ぶりくらいの更新です。


時々あるのですが、

「ブログ、更新されるのを楽しみにしているのに!」と言われてしまう。


本当に、ありがたく、申し訳なく思います。


少し心を入れ替えて、半年に1回、いや可能なら頑張って月に1回でも更新しようと思います!



さて、今回の話題は、指導している生徒達にも話したこと。

いよいよ明日から秋の大会が始まります。

それに向けてのアドバイス(?)でしょうか。


ネタ元は、FBです。お知り合いの先生が見つけてUPしてくれたものです。

いろいろなところで、いろいろな話を読むことが、本当にためになります。

ここもそんな風に言っていただけるように頑張らなきゃです!


その話とは、常日頃から生徒達を見ていて思うことのひとつ、


「なんでもっと挑まないんだろう?」


ということに対する答えのようなもの。


題して、

 『日本人はサッカーに向いていない?」

といもの。でも、サッカーの話というワケではありません。


http://irorio.jp/natsukirio/20140929/164825/



簡単に結論から言ってしまうと、

我々日本人は、「挑む」ことが苦手な民族らしい、ということ。


「今ここで失敗したとしても、また練習して上手くなるために、

 思い切ってやれば良いのに。。。」


生徒達を見ていて、良く思い、良く言うことです。


しかし、このように一見 弱気で挑まない というのは、

我々日本人の遺伝子の中に脈々と流れる国民性だったというのです。


この話では、サッカーを題材にしていますが、

そもそも「ミスゲーム」であるバレーボールで考えた方が、わかりやすいと思います。

なんせ、1回のミス=相手の1点なのですから!


語っているのは、脳科学者の中野信子先生と仰る方。

氏曰く、


「勤勉であり正確、協調性がある」というのは、世界から称賛される日本人の特性。」


だが、それは世界一心配性な我々日本人の性質から来るもので、

それが良い方にでればいいけど、マイナスに出ると良くない。

さらにそれは特に、スポーツ場面で顕著になるようなのです。


心配性だからこそ、細心の注意を払い、練習や準備を怠らない勤勉さ。

これは良いのだが、問題は、

「日本人は、成功することが満足でなく、失敗しないことが満足」


であり、


「会議などで発言するチャンスを逃したり、

自己主張出来ない人は典型的な日本人の脳で、

南米の人は逆に「チャレンジしないことがストレス」になる。」、と中野先生。


このことは、選手だけでなく、観客にも言えることで、

欧米サッカーの試合などでは、シュートというチャレンジに対して、たとえそれが失敗になったとしても、そのチャレンジを賞賛するのに対し、

日本では「あぁ~~~~。」というため息になると言う。


ありましたね、テニスで!

伊達公子選手が観客のため息にキレたことが。


実はあれ以前に、松岡修三さんがコート上で観客に

 「ため息はやめましょう!」

と ため息禁止令 を出したこともあったのだという。


もちろん、日本のバレーでもそうですね。アナウンサーや解説者も含めて。


どうやら、日本人には「ため息禁止令」を出して意識させないとダメなくらい、

遺伝子にすり込まれている現象のようです。


さて、生徒の話に戻ります。


ということは、

生徒達に 「ミスを恐れず、どんどん挑め!」 と言うことは、

彼らの遺伝子に組み込まれている情報をくつがえすだけのトレーニングをして始めて達成されるものだと言うことなのです!


「失敗しないことが満足」


と、無意識に考えてしまっている彼らを、


心から、「そんなことより、挑んじゃえ!」 と思わせるように指導していかなければならないと言うことなのです。


逆の指導者が多いですよね。。。


ただでさえ、失敗を恐れている彼らに向かって、その失敗を怒鳴る。

彼らの遺伝子に組み込まれている情報が益々強固なものになっていくわけですよ。

もはや誰も挑もうなどとは思いません。


「失敗しないことが満足」


これでは上達もしません。


何のことは無い、

失敗を恐れているのは、誰よりも我々指導者だったのでしょう!


我々の中にも、同じ感覚が存在するのですから!


指導者も、生徒も、そもそも失敗を恐れ、心配性で、

「ナイストライ!」を賞賛しない性質を持って生まれ育っていたのです!


だから、時々、生徒達の方が、度胸があるというのか怖い物知らずというのか、ってヤツがいますよね。

ある意味、我々よりすごいのです。

日本人の遺伝形質を超越した感覚の持ち主なのですから!^^;


我々指導者は、まだまだいろんなことを勉強し、

考えて行かなければならないようですね!



さぁ、このことをすでにTFの女バレには伝えてあります!


明日、明後日の試合が楽しみです!


とは言うものの、遺伝子情報が、そんな1日2日で変わるはずも無く。。。



でも、そのことを理解した、自分と生徒達は、

ずいぶんと楽になれたような気がします。


頑張ってもらいます!!